気がつけば、見知らぬ異世界の森の中にいた。 ソレは何もかも失っていた。 名前も、記憶も、人の体すらも。 体はスライムの体に変わり、残っているのは知識だけ。己が人であったという認識ですら漠然としたもので、確かなものではない。 森の中。孤独に『生きて居るだけ』だったスライムは少女と出会う。 その出会いによりソレは人としての姿を手に入れ、ライムという名前が贈られた。 ライムは魔法使いである少女の祖父へと弟子入りをする。 少女との穏やかな日々の中を過ごしながら魔法を学ぶ。人の体を取り戻すことを目的として。 これは彼女のための物語。
更新:2016/8/10
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俺――岸川 夕は気が付けば地球から記憶のみをコピーされ、ダンジョン・マスターという種族になっていた。 「ダンジョンを作り、お馬鹿な冒険者をおびき寄せ血祭りに上げるのです!」サポートにつけられた天使のリーチェはそう言うが、俺には一般的なダンジョンを作る気はなかった。 なぜならこの世界。とんでもなく不安定で、放っておくとあっという間に地獄が顕現する欠陥世界なのだ。ダンジョン・マスターも天使もそれを防ぐための管理要員でしかない。そのために俺は、この世界で前代未聞と称される事になるダンジョンを作る事に決めた。ダンジョンの心臓部たるダンジョン・コアの設置場所として俺が選んだのは、アルヴェン王国の王都にある、とあるアパートの一室だった。
更新:2015/3/9
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